大判写真集

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1930年代から1960年代まで,カビネ判組立カメラで数多くの蒸気機関車,電気機関車そして国電の形式写真の名作を生み出した西尾克三郎氏は, その間に関西を中心として,私鉄電車や市営交通の車輛も多数写していることは今日あまり知られていない.明治の香りをそのまま発散する木造市電から戦後の 各鉄道会社が威信をかけた特急車まで,今日から見ればまさに工芸品ともいうべき名車の数々が車輛基地の協力を得て最高の条件で,その肖像を残している.

【上巻収録鉄道】
京阪電気鉄道/同大津線/大阪電気軌道/参宮急行電鉄/近畿日本鉄道南大阪線/南海鉄道/同軌道線/阪和電気鉄道/奈良電気鉄道/松坂電気鉄道/伊勢電気鉄道/合同電気/養老電鉄/大阪市高速鉄道/大阪市/京都市/京都電燈・嵐山線/広島電鉄

解説:寺田貞夫

版形:25.5cm×33cm
定価:本体13,000円+税
[送料サービス]

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小寺康正写真集 
蒸気機関車の視角 
タンク機関車
 上巻
新発売のご案内です

OJ ゲージ・スクラッチビルトの草分けの一人である小寺康正氏がモデラーの視点から撮影した蒸気機関車の記録は膨大な数に上りますが,従来未発表だったタンク 機関車の分野がついに刊行されます.特に全国規模で追跡したC11のバリエーションや梅小路での分解修繕中の貴重な記録,2100形・2120形・ 2400形の“B6”姉妹の相違点など,タンク機関車がこれほど詳細に紹介された資料はかつてありませんでした.

6×6判カメラを中心にした階調豊かな写真を損なうことのない高級印刷で再現した,インターネット画像では入手できない画質です.1輛1輛の外観の見所もくわしく解説しています.小寺さんの60年以上におよぶ撮影歴を思えば,今後二度と現れない記録であるのは確実です.

蒸気機関車の構造そのものを理解するうえでも大いに役立つことでしょう.
この本を持たずに国鉄蒸機は語れません

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C11 196(直) 直方機関区 昭和41/1966-2-15

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No.2355(梅) 梅小路機関区 昭和31/1956-7-22

【上巻目次】
第1章C10形
第2章C11形
  近畿・中国のC11(1)
  C11 64の分解修繕 梅小路機関車館
  近畿・中国のC11(2)
  働くC11 (1)片町線
  働くC11 (2)姫路
  働くC11 (3)倉吉線
  働くC11 (4)岡山
  北海道のC11
  秋田のC11
  会津のC11
  九州のC11
第3章10形
第4章870形
第5章1070形
第6章1275形
第7章1400形
第8章2100形
第9章2120形
第10章2400形
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元国鉄No.15 大井川鉄道 千頭 昭和49/1974-5-26
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鹿島参宮鉄道鉾田線No.6 元国鉄870形No.877 石岡 昭和38/1963-9-25


2011年6月21日(火) 発売
25.5×33cm 252ページ モノクロ 上製本・函入り
定価:本体18,000円+税 (荷造送料サービス)
引き続いて下巻も鋭意編集中!

企画・編集:日本文化リサーチ有限会社
発売:株式会社エリエイ プレスアイゼンバーン 

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下巻では昭和40年以降,進捗してくる東北電化と全国的な無煙化によって各地からつぎつぎ転入してくる蒸機の,青森地区での生き様を中心に,快走す るC60,C61の両ハドソン,青函連絡船の青森桟橋用にテンダーを改造した9600形のバラエティー,支線区に活躍したC11の詳細観察などを紹介して います.特に125輛を揃えたD51の形式写真,準形式写真は圧巻で1000輛を超えたD51のメーカー,ロット別差違を確認するのに絶好の資料,中には 左右両面やテンダー後面まで揃った機番も多く模型化にはまたとない材料となっています.

 いままで詳細に発表されたことのない土崎工場形密 閉キャブ,東北のギーゼル・エゼクター装備機群,キャブ屋根延長のバリエーション,1輛のみの奇怪な重油タンク,などなど……これぞ地元在住の定点観察で なくては成し得なかった前人未踏の大記録です.青森操車場で記録された蒸機時代の新旧貨車も鉄道模型を考える上では貴重.私有貨車の標記や北海道専用鉄道 へのDLの甲種回送も珍しいもの.東北,奥羽両本線がまさに国民生活を支えた大動脈であった様子がひしひしと伝わってきます.国鉄蒸機をテーマにするモデ ラーなら,この本1冊で40年以上,工作の種は尽きないでしょう.

版形:上製本・箱入り・保存版

価格:本体14,000円+税
(荷造送料サービス)

shutuu
最後の大型蒸機王国 蒸機ファン,夢の撮影地…
「前進」重連が大興安嶺に挑む内蒙古,経棚峠…
最後の冬?に送る秘伝写法…蒸機はこう撮るもの…

写 真集「煙」から35年.中国蒸機撮影行のベテラン,井門義博氏に導かれて訪れた「前進」形最後の牙城に,あのコンビが再び燃えた.熱写の義博氏,麗写の憲 俊氏,集通鉄路を知り尽くした井門兄弟と共に4人が24ページずつ,それぞれの自信作,独自の写法で勝負する異色アルバム.撮影地点の図解,写法の解説つ き

版形:25cm×25cm・112ページ(カラー80ページ/モノクロ32ページ)

定価:本体8,800+税

C62

日本の代表的旅客用蒸気機関車,C62の全貌を見ることができる随一の写真集

当社1970年代刊行の“形式シリーズ”は“活版” という当時標準の印刷方法を用いていましたが,再版を繰り返したため金属板へのエッチングでできていた版材が摩滅して鮮明な印刷がおぼつかなくなったこと に加え,この印刷方法での大型印刷が時代の流れにより消滅してしまったために永らく再版が不可能になっていました
.  その間,再版に多くのご希望が寄せられましたが,実現するとなれば今日標準のオフセット印刷で全く新刊と同じ手順の新規製版を行う他はなく,それよりも優先したい新規企画が多数ありましたために,順延せざるをえませんでした.
 このほど当社のDTP製版技術革新により,旧版当時の物価対比よりも低い価格での再刊が可能になりましたことから,とりあえずご希望の最も多い“C62”(1972年初版)を復活いたしました.

 ※おことわり:諸般の事情によりごく一部ですが写真に差し替えがあります.

版形:28cm×28cm・290ページ

価格:本体22,000+税
(荷造送料サービス)

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日本随一の蒸機パノラマ“狩勝峠” その全貌を伝えるものは本書をおいて他に無い!

戦前の機関車研究誌「古典ロコ」に始まり,「機関 車」,「鉄道ピクトリアル」,「鉄道ファン」誌などに蒸気機関車研究の論文や解説を発表してきた故臼井茂信氏はまた一方で卓抜したカメラ・アイの持ち主で もあった.列車写真では1960年代にマミヤ2眼レフを駆使し,列車や機関車個々の迫力をそのまま画面に取り込むような独特の写法を生み出している.しか し,その圧倒的大多数は依然未発表のまま残されてきた.

定価:本体15,000円+税
(荷造送料サービス)

tairikunotetsurin


軍閥割拠の戦前中国.当時の日本から"大陸"と通称されたこの地域の鉄道の成り立ちとそこに走った優秀車輛の数々を解説する.
 月刊『鉄道ファン』誌に10余年に亘って連載された原稿に写真多数を追加,単行本にまとめた戦前中国の車輛に関する世界第一級資料です.
 南満州鉄道,満州国鉄,撫順炭礦の新製形式を紹介.


【目次】
序文 ………………………………………………2
まえがき  …………………………………………4
日本所管当時の大陸諸鐡道略図 ………………5

南満州鐡道
1. パシ とプルマン  ……………………………6
2. プルマンに続く客車たち  ……………………14
3. 2C形旅客用機関車群   ……………………18
4. 初中期の2C1テンダ機関車群  ………………24
5. “はと”牽引機パシ とこの時代の客車   ……30
6. パシ とその時代の客車   ……………………42
7. 大パシと小パシ   ……………………………56
8. パシ と“あじあ”  ……………………………70
9. パシ とその時代の客車  ……………………100
10. ダブ・ ダブ・ダブ  ………………………108
11. プレ・ プレ・プレ  ………………………116
12. 1D形貨物用機関車群    …………………122
13. ミカ礼賛  …………………………………130
14. 3気筒重貨物機 ミカ   …………………142
15. マンモス・ミカと小ミカ  ……………………148
16. マテ・ デカ・エト  ………………………162
17. 内燃機関車  ………………………………174
18. 内燃動車  …………………………………178
19. 電気機関車  ………………………………186



A4変形 28×21cm

定価:本体14,000+税
(荷造り送料サービス)

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青森在住の樋口慶一氏が永年撮りためた東北北部の国鉄蒸機の記録です.古豪C51やD50が躍り,C57やC60,C61が瑞々しく驀進! 模型資料にもおすすめの一冊です.

上巻目次より
C51も居たころの青森機関区/昭和29年─青森の東北本線列車/青森の蒸気機関車たち
(1)─C51,D50,C61/ 青森を出る列車/定点観察 昭和31年の東北本線列車─夏の浦町にて/大釈迦峠の力闘─奥羽本線最北のサミット/C51の活躍/秋田から来るC55 /C57の活躍/C61の活躍/C60の活躍─第1次改造車登場のころ/東北特急誕生─当時の連絡船など/雪の日/青森の蒸気機関車たち
(2)─D51,C60,C57,9600/D51の活躍─ 撮影日順に/ディーゼル・カーの登場/第2次増備以後のC60/海峡を越える機関車たち

版形:上製本・箱入り・保存版

定価:本体12,000円+税
(荷造り送料サービス)

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“よんさんとお”.いまなお国鉄史のエポックとして記憶される昭和43年10月の全国列車時刻改正.それは国鉄が蒸機の全廃,完全無煙化の総仕上げ に向けてスタートを切ったサインでもありました.ちょうどそのころ,鉄道ピクトリアル誌のコンテストに美しい構図の列車写真で上位入選を獲得し続けている 一人のアマチュア・カメラマンがありました.当時,全国に蒸機の姿を撮し歩く鉄道ファンが指標とした,その人の名は庄野鉄司. その庄野鉄司氏が1960 年代に記録した数々の蒸機牽引列車の全貌が初めて単行本にまとまりました.上下巻合わせて360ページには北海道から南九州までの多数の蒸機列車がまだ人 造物の少なかった日本の風景の中に美しく納められています. 上製本函入り オール・モノクローム 上下巻各184ページ

下巻:南関東/甲信越/中部/近畿/山陽/山陰/九州…信越本線妙高越えのD51,厳冬の餘部鉄橋,呉線のC62・C59,山陽ブルー・トレインのC62,鹿児島本線田原坂のC59力走など

版形:B4変形判(33cm×25cm)上製本函入り オール・モノクローム 184ページ

定価:本体9,000円+税


nihonnojyouki1960-01

“よんさんとお”.いまなお国鉄史のエポックとして記憶される昭和43年10月の全国列車時刻改正.それは国鉄が蒸機の全廃,完全無煙化の総仕上げ に向けてスタートを切ったサインでもありました.ちょうどそのころ,鉄道ピクトリアル誌のコンテストに美しい構図の列車写真で上位入選を獲得し続けている 一人のアマチュア・カメラマンがありました.当時,全国に蒸機の姿を撮し歩く鉄道ファンが指標とした,その人の名は庄野鉄司. その庄野鉄司氏が1960 年代に記録した数々の蒸機牽引列車の全貌が初めて単行本にまとまりました.上下巻合わせて360ページには北海道から南九州までの多数の蒸機列車がまだ人 造物の少なかった日本の風景の中に美しく納められています. 上製本函入り オール・モノクローム 上下巻各184ページ

上巻:北海道/東北/常磐/北関東…北海道各所の峠越え,東北本線奥中山の3重連,米坂線の9600,磐越西線のD50など

版形:B4変形判(33cm×25cm)上製本函入り オール・モノクローム 184ページ

定価:本体9,000円+税

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