過去5年にわたって,この時期に年1回ペースで発刊して参りました“電車の風景”ですが,予想外のご好評をいただきまして,6冊目を企画いたしまし た. 本書はローカル私鉄に限らず,小型電車であれば都市近郊の私鉄でも守備範囲です.今回の表紙は東急玉川線,通称“たまでん”が駒沢電停付近を往く姿で, “三丁目の夕日”そのものの街並みに,グッと惹きつけられます.これと名鉄がメインとなりますが,名鉄の方も木造車を集めたという渋いもの.いずれも40 年以上前の姿とはいえ,今日のありようからすれば想像もつきません.また,ローカル私鉄の方は,ゲテモノの宝庫であった岳南鉄道をはじめとして,今回も盛 りだくさんです.これらの貴重な記録を,形式写真を中心に1ページあたり1~2点という,既刊と変わらぬ贅沢なレイアウトでお目にかけます.
■本書に登場する鉄道(登場順)
カラーグラフ…スイス登山鉄道・ユングフラウへの道(WAB,JB)
郊外電車 思い出のカラー(カラー・ダイジェスト)…阪神国道線/近鉄生駒線/近鉄伊賀線/岳南鉄道/東急玉川線/新潟交通/阪急/札幌市電
本文…札幌市電/新潟交通/茨城交通水浜線/東急玉川線/岳南鉄道/名鉄の木造車/近鉄伊賀線/阪急の小型車/大分交通別大線
定価:本体3,500円+税